|
|
砂型鋳造/金型鋳造 |
砂型鋳造 |
粘土分をほとんど含まない、天然けい砂、人造けい砂などに液体樹脂と硬化剤をミックスして、木型に詰めて 固まったところで木型から抜いて組み立てます。(鋳型を作るのには、繰り返し使用出来る模型(木型)を使います。)組み立てた砂型に、溶解炉で溶かしたアルミ合金をその形状、大きさ、肉厚にあわせて溶解温度を設定して、脱ガス処理、必要に応じて 改良処理を行なった後に、組み立てた型に溶解したアルミ合金を流し込んで製品を作ります。 溶解温度は720℃から800℃。脱ガス処理とは、溶解したアルミ合金が含んでいる不要なガスを抜く作業です。これを行なわないと、鏡面加工やポリッシュをすると含んでいるガスが細かな空洞を作ってしまい、細かいブツブツが現れてしまいます。この工程が砂型鋳造です。 |
金型鋳造 |
金型鋳造とは鋳鉄や耐熱合金鋼でつくられた鋳型で成型する方法です。アルミ溶湯を高圧・高速で注入する普通ダイカスト法と異なり、溶湯のみの重力で鋳造するため金型重力鋳造法とも呼ばれます。製品特性としては、鋳造時の冷却速度が早く、鋳肌・寸法精度の良い緻密な鋳物製作が可能で、特に耐圧性や機械的性質などにすぐれています。このため金型鋳造製品では自動車用のブレーキ部品、NC旋盤用高速回転シリンダーなど、耐圧性、高強度が要求されるものにこの方式が多く用いられています。 |
ロストワックス |
鋳造法のひとつであるロストワックス法は、ダイキャスト法など、他の鋳造法と比較し、その内部密度が高いこと(空気を巻き込んだ引け巣がない)や、強度、耐久性が優れた精密鋳造法です。寸法精度が高い高精度の寸法がでるため、ロストワックスでの仕上加工はほんのわずかで使用することが出来ます。ロストワックス法により、複雑な形状のものができ、機械加工が困難な形状程採用価値があります。ロストワックスでは複合部品を一体化することができ、従来機械加工の都合上、いくつかの部品にわけて、別々に加工していたものを一体化して量産が可能となります。ロストワックスには、機械的強度が優れているという特徴があります。ロストワックス法は材質を自由に選ぶことができ、圧延品の様な方向性がないので、いかなる方向にも安定した強度が得られます。ロストワックス法により、炭素鋼、工具鋼、ステンレス鋼、耐熱鋼、アルミ、銅合金等の材料を鋳造することが出来ます。加工方法の制約にとらわれないため、ロストワックス法を採用することで、設計者の希望に近い形状が出来、軽量化と省力化がはかれ、大幅なコストダウンが出来ます。 |
ダイカスト |
ダイカストとは、溶かした合金(アルミニウム、マグネシウム、亜鉛など)を金型の中に高圧を加えて流し込んで成型する方法をいいます。いろいろな所で使われているこの方法を金属に応用したのが"鋳造"と呼ばれる技術であり、昔からあるこの技術を究極進化させたものがダイカストと呼ばれる技術です。ダイカストマシンに、固定型と可動型という2つの金型を取り付けて、圧入れした合金が固まると、可動型が開いてダイカスト製品が取り出されます。鋳物と呼ばれるものの中で、ダイカストは広範囲で使用されています。ダイカストは複雑な形や肉薄でも壊れにくく、精度は高く、仕上がりの美しいものが大量生産できるのが特徴です。ダイカストは、自動車・電車といった交通車両、電気通信機器、建築材料、産業機械等幅広く活用されています。 ダイカストで主に用いられる金属材料は亜鉛・マグネシウム・アルミニウム・真鍮などです。ダイカストは従来の鋳物に比べ、極めて寸法精度が高く、強度も優れ、素肌がなめらかで、美しく機械加工も少なくてすみます。 |
鍛造 |
鍛造とは、金属加工の塑性加工法の一種。金属をハンマー等で叩いて圧力を加える事で、金属内部の空隙をつぶし、結晶を微細化し、結晶の方向を整えて強度を高めると共に目的の形状に成形する。古くから刀工が日本刀など刃物や火縄銃の銃身の製造技法として用いられ、刃物の品質を向上させる努力に伴い技法が発展してきた。金属の素材を金型などで圧力を加えて塑性流動させて成形する。鍛流線が連続するために組織が緻密になり、鋳造に比べて鋳巣(空洞)ができにくいので、強度に優れた粗形材をつくることができます。 |
砂型鋳造/金型鋳造 |
|
【アルミ鋳物】 AC4C AC7A
【黄銅鋳物】 CAC201 CAC203
【青銅鋳物】 CAC401 CAC403 CAC406
【鉄鋳物】 FC200ーFC350 FCD400−FCD600 |
砂型鋳造/金型鋳造 |
|
|
COPYRIGHT(C)2007 株式会社岩崎製作所 ALL RIGHTS RESERVED.
|
|